急行はまなす廃止。国内最後の急行列車2016/3/21ラストラン

 

 札幌駅に停車中の急行はまなす  Wikipediaより引用

 札幌駅に停車中の急行はまなす  Wikipediaより引用

北海道新幹線の開業まであと10日。道民悲願の新幹線上陸ということで、にわかに盛り上がっている北海道ですが、その弊害と呼ばれることが少なからず存在します。今回紹介する急行はまなす廃止についても、そのひとつと言えましょう。

昨年(2015年)3月14日に、寝台特急北斗星が廃止になりました。それってものすごい事件だと思うのですが、意外と騒ぎにならなかったような気もします。学生時代、結構活用した列車なので、私はとても寂しかったです。札幌駅の電光掲示板に「上野」という文字を初めて見たときはとても感動したものです。

そして今月、夜の北海道を駆け抜け、札幌と青森を結んでいた列車「急行はまなす」も廃止になります。青函トンネル付近の架線が新幹線に合わせて25,000Vに昇圧するのが理由になります。

2016年3月21日がラストラン。この列車はかなりの人気列車で、通常は7両編成なのですが、お客さんが多い時期は12両編成になったりしていました。22時に札幌駅を出発して、朝6時19分に青森に到着、そのまま新幹線へ。札幌でホテルに泊まって翌日飛行機で移動するのと、あまり変わらない時間に東京に着きます。

 「札幌駅から上野駅」のGoogle検索結果

 「札幌駅から上野駅」のGoogle検索結果

B寝台に乗ると寝台料がホテル代と変わらないので経済的とは言えませんが、「のびのびカーペットカー」という車両もあって、こちらは特急料金のみで乗れるので人気だそうです。
それと、苫小牧や室蘭の人が札幌から帰るのにも活用していたみたいですね。すすきので十分に遊んでから乗っても、0時前に東室蘭に着きますからね。

そんな人気の急行はまなすなのですが、新聞記事を読んでいて、この列車には、もうひとつの属性があることを知りました。それは、

「JRグループに措ける唯一の、定期運行を行う急行列車」

ということです。

なんと! 急行列車ってもう「はまなす」しかないんですか。これにはびっくりです。これを機会に急行列車というものを調べてみたのですが、急行列車のピークは1970年代で、その頃は1日に全国で1000本ぐらいの急行列車が運行されていたそうです。北海道でも、ピークで31種あったとか。そういえば、急行利尻(札幌-稚内)、急行まりも(札幌-釧路)とか、いつのまにか無くなってましたね。

古い時代では、

・循環急行いぶり(札幌-伊達紋別-北湯沢-倶知安-札幌)
・急行天都(興部-網走)
・急行はぼろ(札幌-深川-留萌-幌延)
・急行オホーツク/大雪(旭川-遠軽-興部-名寄)

など、今思うと信じられないルートで急行が走っていました。

ん~~、これらのラインナップを見て、無性に乗りたくなるのは私だけでしょうか?? もし、間違って1970年代にタイムスリップしたら、道内ので急行を乗り回そう(笑)

話がそれましたが・・・・
そんな歴史をもつ「急行列車」が、ついに国内から姿を消します。「時代の流れ」と言ってしまえばそれまでですが、寂しい話です。昔は、特急列車というものが金持ちの乗り物であり、庶民は急行列車がメインの移動手段だったらしいのですが、新幹線がどんどんと延伸していき、特急列車の車両が余りだしたため、急行の特急への格上げが進んだようです。ああ、ここにも新幹線の弊害が。

とりあえず、JR北海道では「急行料金」の設定はしばらく残すようです。でも何のためなんだろう?
 

余談ですが、その昔、急行列車の一段下に準急列車というのが存在していました。1968年(昭和43年)10月のダイヤ改正は、希に見る大改正だったらしく、「ヨンサントオ改正」と呼ばれているのですが、その際に、全ての準急列車が廃止になりました。今回、最後の急行列車が廃止になる2016年3月21日は、後になんと呼ばれるんでしょうね。

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