国内最後のMDデッキ?! TEAC MDレコーダー MD-70CD-S。なぜMDは廃れてしまったのか?

2019年10月22日

みなさん、あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!

昨年は別に雑記ブログを立ち上げたりで、終盤あまり更新できませんでしたが、今年はこちらも力を入れていきたいと思います。(昨年9月に立ち上げた別ブログにアクセス数を抜かれてしまった・・・)

さて、今回はオーディオ関係のお話。年末に部屋の片付けをしていて大量のMDが出てきました。

MD? 何それ?



という人ももしかしたら居るかもしれませんね~。SONYが開発した「MINI DISK」のことです。

私がMDを利用していたのは、平成17年(クルマを買い換えたときに止めたのでハッキリ覚えています)までの8年間ぐらいになります。いろいろとお金をかけて機材を揃えたわりに短命でしたね(笑)

今でも家の中には再生できるMDプレイヤーが2台もあるので、試しに聴いてみたら懐かしいこと懐かしいこと。m-flo、中島美嘉、愛内里菜、MISIA、宇多田ヒカル、さらにはSPEEDまで(笑)

で、ふと思ったのが、MDデッキってまだ手に入るんだろうか、ということです。少なくとも私のまわりには「MDで音楽を聴いている」という人は1人もいません。これから私がMDの機材を再び揃えることはあり得ませんが、興味本位で調べてみました。

すると・・・・

国内でMDデッキ・MDプレイヤーを生産しているメーカーが1社だけありました! それは「TEAC」です。なんとMDシステムを開発したSONYではありません!

そして、この商品が現在新品で手に入る唯一のMDデッキです。


TEAC – MD-70CD-S(CDプレーヤー/MDレコーダー)

やっぱりまだ手に入るんですね~。ちょっと安心しました(笑)
ただ、メーカーの方の話では、この機種がおそらく国内最後の機種になるだろうとのことです。自分もすでに使っていないので、えらそうなことは言えないのですが、なんでこんなに急に廃れたんでしょうね??



私がMDを使わなくなった理由はただ1つです。

「カーステレオでディスクの入れ替えが面倒だったから」

まあ、前提としてMP3を代表とする圧縮型音楽データの存在があるのですが、iPodなどの携帯用MP3プレーヤーを持っていなかった私がMDを使わなくなったキッカケはやっぱりカーステレオになります。

平成17年まで乗っていたクルマは3枚入るディスクチェンジャー付きMDプレイヤーを搭載していたのですが、MDって所詮80分程度の録音時間だったので、3枚じゃ長距離ドライブには足りなかったんですよね。約2倍の録音時間があったMDLPシステムも開発されましたが、それを搭載したMDデッキを買うのが少し遅かったです。

で、結局クルマを買い換えるときにMDに見切りを付けて、MP3やWMA形式の音楽データを再生できるものにしました。CD-Rで読み込ませるタイプだったので、700MBがマックスでしたが、普通に150曲ぐらいは入りましたね~
 

今回、いろいろ調べてみてわかったのは、MDが廃れた原因はやっぱりiPodの普及のようですね。当初のiPodは今のと違ってハードディスク搭載で厚みも重みもあったのですが、それでも携帯用MDプレイヤーと比べるとスマートでしたし、5GBという圧倒的な容量で1000曲とか持ち歩けましたからね。比較するまでもなく、MDシステムは不利でした。

もっと早くMDLPシステムやHi-MDシステムが投入されて普及していれば違ったのかもしれませんが、いかんせん初期のMDシステムは容量的に貧弱でした。1枚のDISKに50曲ぐらい入ればいいのに、と私も何度も思いました。

まあ、どちらにしてもスマホがここまで普及した世の中では、MDの活躍の場所は無かったのかもしれませんが・・・

ただ、「MDでしか聞けない音源が世の中に残っている」のもまた現実なので、少なくとも1機種でも、まだしばらく生産して欲しいものですね。(めちゃくちゃワガママ言ってますね(^_^;))