ISO819200!暗いところでも平気な超高感度デジタル一眼レフ「PENTAX KP」

2022年5月24日

私のカメラはCANONのデジタル一眼レフ「EOS kiss X5」なんですが、購入したのが2011年ということで、もう7年も使用しています。先日、シャッター回数も2万回を超えました。

まあ、まだしばらくは使えると思いますが、その前に使っていた同じCANONの「EOS kiss digital」がシャッター回数2.5万回ぐらいで逝ってしまったので、後継機を考え始めています。

で、いろんなメーカーの最新の機種を見ていたのですが、ちょっと目を疑うようなスペックを見つけてしまったので、ここでシェアしておきます。センサーのISO感度がめちゃくちゃ高いんです。



これです↓↓。「PENTAX KP」。

 

カメラのISO感度はフィルムカメラの頃からあって、一般的にはISO100~400ぐらいで撮影するのが普通です。フィルムカメラの場合はフィルム自体にこのISO感度が設定されていましたが、デジタルカメラはカメラの設定でこの感度を設定することができます。

このISOの数字は、大きければ大きいほど感度が高いことを意味し、暗いところでも明るく写すことができます。「それなら全部感度を良くして撮ればいいじゃん」と思うかもしれませんが、この感度には一長一短があって、

・ISOの数字が小さい
   → 感度が低い
     → 明るい場所じゃないと撮れない
       → でも滑らかな写真になる
・ISOの数字が大きい
   → 感度が高い
     → 暗い場所でも撮せる
       → ノイズがあるザラザラした写真になる

という感じです。

ただ、フィルムと違ってデジタルカメラは年々進化しており、ISO感度が高くてもノイズが少ない写真が撮れるようになって来ているんですよね。

昔の「EOS kiss digital」(2003年発売)は最大でもISO1600までしか設定できなかったですし、ISO1600はノイズが多くてほとんど使えませんでした。でも、今使っている「EOS kiss X5」(2011年発売)はISO6400まで設定でき、ISO1600ぐらいは普通に撮影できるようになっています。

で、最近の新しいデジタル一眼を調べてみると、これがさらに進化しており、ISO25600などという信じられない数字が普通になってきていて時代の流れを感じました。そして、そんな中でこの「PENTAX KP」というカメラは、、、

なんとISOの最大値が819200!!



一瞬なんの数字を見ているのかわかりませんでした。わかってからもスペック欄の表記ミスではと思いましたけど(汗)
 

そんなスペックでありながら、価格はそれほど高くないんですよね。(表記の価格は2018/10/7現在の価格です)ペンタックスのデジタル一眼のラインナップの中では中級クラスのモデルだと思います。

もちろん、ペンタックスのそれより上位の機種も同じようにISOが819200まで設定できるようになっていますが、この価格帯でこのスペックはすごいです。
 

そ、、それにしても、ISO819200っていったい・・・・

おそらく夜景は手持ちで撮れます。花火も手持ちでOK(花火はISO3200ぐらいでも手持ちで撮れますけど)。
薄暗い部屋での写真も普通に撮れると思いますし、シャッタースピードも稼げますので、スポーツや子供の写真とかもブレずに楽々撮れるでしょうね~

もしかしたら星空とかも手持ちである程度いけちゃうんじゃないかと思います。たとえ手持ちが無理だとしても、短い露光時間で星が明るく撮れますので、これは価値がありますね。レンズの焦点距離にもよりますが、星空は15秒以上露光すると、地球の自転で少し画像が流れてしまいますので、私は10秒以内でいつも撮影しています。おそらく、このカメラで撮れば1秒の露光時間でも相当明るく星が撮れるでしょうね~。

ただ、ノイズがまったく無いかというとそうゆうワケではなさそうです。いろいろなレビューで調べましたが、さすがにISO51200ぐらいからはノイズがあるようですね。それでも、「ノイズがあっても高感度で撮りたい」ということもありますので、ISO819200はとても魅力的です。
 

まあ、私には多少高価ですし、さらにCANONではないので買うことは無いと思いますが、カメラ選びの新しい視点に気がつかせてもらいました。

ありがとう、PENTAX KP。

 
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