1980年代の旭川買物公園(平和通)を想う[昭和懐古]

2019年10月22日

2008年の旭川買物公園 wikipediaより引用
2008年の旭川買物公園 wikipediaより引用

昨年、仕事で旭川市に行ったのですが、駅周辺が様変わりしていて驚きました。駅も駅前も綺麗になりましたね。ただ、旭川の中心街である平和通、通称「買物公園」は、なんとなく寂しい感じがしました。

私は旭川で育った人間なので、旭川に対する思い入れは深いのですが、1980年代の買物公園は、それはもう賑やかで、まさに「人波」と呼べるぐらいたくさんの人が行き交い、ショッピングを楽しんでいました。その買物公園も今では閑散としています。

平和通は旭川の7丁目と8丁目の間の通りで、旭川一のメインストリートとして古くから栄えていました。そして、社会実験などを経て、1972年に全国で初めての「恒久的な歩行者天国」となり「買物公園」と呼ばれるようになりました。その歩行者天国は、旭川駅前から8条通までの約1Kmにも及びます。



そんな買物公園がなぜ寂れてしまったのか。理由はいろいろあるのでしょうけど、もっとも大きな理由は、車社会に変わっていったことで郊外型の大型ショッピングセンターが増えたからだと思います。
 

さて、前振りが長かったのですが、今回は、その買物公園の1980年代を振り返ってみたいと思います。実際、私自身が1980年代の終盤には旭川を離れてしまったので、私の中の買物公園は80年代で止まってるんですよね(笑)

まず駅前から。
旭川駅のすぐ横に「エスタ」というショッピングモールがありました。2階か3階あたりに、ちょっとオシャレな雑貨屋さんがあって、たまに覗いていた記憶があります。

駅から宮下通を渡って、右側が旭川西武デパート。これは2015年現在もありますね。ただ、現在西武A館と呼ばれている一条通側のビルは当初「ams旭川緑屋」としてオープンしたのを覚えています。wikipediaで調べてみたら、それが1979年。西武と緑屋の経営統合で、西武A館になったのは1981年だそうです。

で、そのams旭川の平和通を挟んで向かいにあったのが、サンバード長崎屋。西武よりも長崎屋の方が庶民的な感じがあったので、私はよく買い物に行きました。

そこから一条通を渡ると、右側に丸井今井。今はどうなってるのかな?
その隣にミュージックショップ国原。おそらく私が一番たくさんのレコード(CDにあらず)を買ったのはこの店だと思います。2階が楽器コーナーになっていて、そこもお世話になりました。上に掲載した2008年の写真には国原が写ってますが、今はもう閉店しているみたいですね。

国原の平和通を挟んで向かいは、マルカツというデパート。ここの6階は、「DOING60広場」とネーミングされ、本屋さんやホビーショップなど、若者のが好みそうなショップがたくさん入ってました。私もよく通いましたね~ 当時、旭川市内でもっとも品揃えの良い本屋さんがここだったのではないでしょうか。店舗はブックス平和だったかな?



ちょっと歩いて三条通。8丁目方向にちょっと歩くと、冨貴堂という本屋さん。ここも結構通いましたね。本屋のビルなので6階建で、2階が参考書、3階が文房具だったかな。参考書はかなりの品揃えでした。いま公式サイトを見たんですけど、もうこの場所で本屋さんはやってないんですね。テナント募集中になってました。

そのとなりに町井楽器という楽器&レコードショップがあって、ここでフォークギターを買いました(笑)今調べたら、町井楽器も閉店したみたいですね(涙) 旭川の人は今どこでCDを買ってるんだろう?

平和通に戻って三条通を渡ると、確か「おもちゃのたもちゃん」が。おもちゃが好きだったので、ときどき入った店ですね~ これは今もあるみたいです。あの小さなおもちゃ屋さんがこの時代に生き残ってるというのは、とても偉大な気がします。当時、その並びにもうひとつ「エンゼル堂」というおもちゃ屋さんがあって、そこで「うめ吉」という犬のぬいぐるみを買った記憶があります(笑)
 

う~ん、、、なにもかも懐かしい(涙)

もう30年ぐらい経過しているのに、よく覚えてるものですね~ マルカツの6階のことなんか、つい最近行った店のように思い出せます。人間の記憶ってすごいな。

昨年行ったときは仕事で行ったので、のんびり見ることはできませんでしたが、今度カメラを持ってゆっくりと買物公園を探索したいと思います。