ホリエモンロケット「MOMO(モモ)」、2017/7/29に大樹町から宇宙へ。過去の打ち上げ実績なども

2020年5月25日

ついにホリエモンのロケットが宇宙へ。
ホリエモンこと堀江貴文さんが出資して設立した会社・インターステラテクノロジズ株式会社が、2017年7月29日、すなわち明日、北海道の大樹町から発射されます。もし打ち上げに成功すれば、民間単独での宇宙空間到達は日本で初めての快挙となります。

ホリエモン、ライブドアの時代から宇宙事業の夢を語っていたのを良く覚えています。火星の開発をやってみたいような話もしていましたね。今回のロケットは、地上から100kmの高さに行けるだけですが、それでも立派な宇宙です。当時のホリエモンを知っているので、ついにそのときが来たか、って感じですね。
 

今回打ち上げるロケットは「MOMO(モモ)」と名付けられています。可愛いですよね。インターステラテクノロジズのロケットはみんな可愛い名前が付いています。あとで紹介しますね。



MOMO(モモ)の仕様は、全長9.9m。機体全備重量1.0ton。機体外径502mm。ペイロード重量20kg。発射して高度100kmに到達したあと、低軌道に乗るわけではなく、そのまま自由落下(大気圏突入後はパラシュートを展開)して海に落ちるそうです。その落ちるまでの8分程度の間に、積んだ観測機器により、様々な観測を行うんですね。

ホリエモンによれば、コストダウンを意識し、将来安価で量産できるように開発した「世界最低性能ロケット」だそうです。宇宙開発、宇宙旅行が安くならないのは、競争相手が居ないから。高性能・高価格のモノを大事に使うのではなく、性能が劣っていてもとにかく安いモノをたくさん飛ばして、さらにコストダウンを図る。そういう理念のもとで開発しているそうです。

さて、そんなロケット・MOMOなんですけど、インターステラテクノロジズ株式会社の公式ツイッターに画像がありましたので紹介します。

斬新なデザインですね。「DMM」が目立つ目立つ(笑)
 

さて、このMOMOを打ち上げるインターステラテクノロジズですが、これまでも実験的にいろいろなロケットを飛ばしています。簡単に紹介しますね。



1号機 はるいちばん 2011年3月26日打ち上げ(成功)
2号機 なつまつり  2011年7月23日打ち上げ(成功)
3号機 ゆきあかり  2011年12月17日打ち上げ(成功)
4号機 いちご    2012年7月28日打ち上げ(一部失敗)
5号機 ひなまつり  2013年3月29日打ち上げ(失敗)
6号機 すずかぜ   2013年8月10日打ち上げ(成功)
7号機 ポッキーロケット 2013年11月11日打ち上げ(成功)
Wikipediaより

本当に可愛い名前ばかりですね。どうやったらロケットに「ひなまつり」という名前を付けようという発想になるんだろう(笑)
これだけ打ち上げの実績があるのですが、宇宙空間と呼べるところに行くのは今回が初めて。これまでの最高高度は6号機「すずかぜ」の約6535mが最高になりますね。
 

さあ、こうやって紹介していたら明日29日の打ち上げが楽しみになってきました。アームストロング船長が月面に残した偉大な一歩のように、ホリエモンも大きな一歩を踏み出すのでしょうか?

打ち上げはネットで生中継されるそうなので、興味のある方は是非。