土星の衛星・エンケラドスに地球外生命の可能性。地底の海に魚が泳いでる?!

   2017/04/21

  土星の衛星・エンケラドスのイメージ図  Wikipediaより引用

  土星の衛星・エンケラドスのイメージ図  Wikipediaより引用

先週の金曜日にNASAが重大な発表があるというので、いったい何かと思ったら、土星の衛星・エンケラドスの地底の海の中に地球外生命がいるかもしれないという話でした。

ええ?! 知ってるよ? そんなこと!

と思ったら、どうやら今回の発表は、エンケラドスの海の成分の話で、表面の氷から噴出する海水の中に水素分子が含まれることが分かったらしいです。


 
エンケラドス(エンケラドゥス)は、60個以上ある土星の衛星の1つで、第2衛星(主要な衛星としては内側から2番目を回っている衛星)です。直径498kmとそれほど大きくはないのですが(北海道ぐらいの大きさかな?)、意外と古くから知られていた衛星で、1789年に天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見されています。

同じ土星の衛星であるタイタンの直径が約5150kmなので、その1/10以下の大きさですね。反射率がとても高い天体で、太陽系の中で最も白い星らしいです。小さくても目立つ衛星なんですね。

土星からの距離は約23万Kmということで、なんと地球の月よりも主星に近いところを回っています。土星の直径が約12万Kmなので、その異常な近さはイメージできると思います。土星の重力は相当大きいと思うのですが、それでも墜落しないということは、その重力を打ち消すぐらい遠心力が大きい、すなわち超スピードで公転してるってことですよね。案の定、公転周期は約33時間。地球の月の公転周期は約28日なのに対し、エンケラドスは約1日半で一周してしまうんですね。

  探査機カッシーニが撮影したエンケラドスの写真  Wikipediaより

  探査機カッシーニが撮影したエンケラドスの写真  Wikipediaより

エンケラドスの表面はほとんど氷で占められていて、その地下に大規模な水の海(ここで言う「水」は冷たいという意味ではなく、H2Oという意味)があることが判明していました。この海は局所的なものではなく、星全体をカバーしており、しかも深さは65km以上あると言われています。直径が498kmしかないないのに、地底海の深さが65kmってすごいですね。全体積の何分の1が海なんだろう?

大規模な火山活動などがあると思われ、南極付近では間欠泉のように、水が噴出している場所があります。今回の発表は、現在土星付近で観測を続けている探査機カッシーニを、その水が噴出しているところに突入させて得られたデータらしいです。これはすごい冒険ですね!

で、やっと本題ですが(笑)、
氷の海から噴出する海水の中に水素分子が含まれることが発見されました。これはどういうことを意味するかというと、、、

水素というのは、原始的な微生物の食料になるとのことで、水の海、そして火山による熱源と合わて考えると、大昔の地球の海で最初の生命が誕生した環境と似ているということなんですね。要するに、生命が生まれる条件が整っている、ということになります。

・・・・・・なんてこった。これは大変なことじゃないですか!(書きながら、事の重大さに気がつきました)

4光年先のプロキシマ・ケンタウリbや、40光年先のTRAPPIST-1fでも生命の可能性とか言われていますが、もっと近くにロマンはあったってことですね! 現在、全宇宙の中で、地球外生命が存在する可能性が最も高い星が、このエンケラドスということになります。木星の衛星・エウロパも同じような状況ですが、今回のこの発見は大きいです。

もしかしたら、地下の海には、不思議な形の魚たちがたくさん泳いでるかもしれません。

いやあ、行ってみたいです!!  
もし行けたとしても、どうやって地底の海に潜るんだって話ですよね。ハードルが高いなあ・・・

仕方ないので、今日は夢の中ででもエンケラドスに行こうかと思います。

でわでわ。

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