釧路湿原の夕景。細岡展望台と釧路湿原ビューポイント

2019年10月22日

  釧路湿原の夕景。太陽が沈んだ直後 細岡展望台より。2005年撮影
  釧路湿原の夕景。太陽が沈んだ直後 細岡展望台より。2005年撮影

釧路市の北側には、たくさんの様々な植物や、希少な動物たちが暮らす原始の自然が拡がっています。それは18,290haにも及ぶ、日本最大の湿原「釧路湿原」。その広大な風景は人の心をとらえて放しません。

釧路湿原ビューポイントは何カ所かありますが、私は冒頭の写真で紹介した細岡展望台が一番好きです。視野が広く、近くには蛇行する釧路川、遠くには、雄阿寒岳、雌阿寒岳などの阿寒の山々。なんという贅沢な風景でしょうか。晴れた日の明るい時間帯も素晴らしい風景ですが、冒頭の写真のようにたそがれ時もなかなか良いです。山の稜線に太陽が沈んだ直後に撮影したものです。

  釧路湿原の夕景。太陽の沈みかけ。細岡展望台より。2005年撮影
  釧路湿原の夕景。太陽の沈みかけ。細岡展望台より。2005年撮影

上の写真は冒頭の写真よりも少し前の時刻です。太陽が沈みかけているところですね。広大な湿原がオレンジ色に染まった瞬間です。輝いている釧路川も印象的ですね。



  釧路湿原の夕景。太陽が沈む前。細岡展望台より。2005年撮影
  釧路湿原の夕景。太陽が沈む前。細岡展望台より。2005年撮影

この写真は、更に前の時間帯です。遠くに阿寒の山々が見えていますね。その下に見えている丘のような部分が「宮島岬」です。海ではないのですが、むかし湿原が海だった時代に岬だったことからそのように呼ばれています。他にキラコタン岬というのもあります。

宮島岬の先端まで行くと、素晴らしい景観が見られるらしいのですが、残念ながら民有地のため、立ち入りには地主の許可などが必要です。とりあえず、GoogleEarthででも楽しみましょう。今見てみましたが、意外といけます(笑)

 
ついでなので、細岡展望台以外の釧路湿原のビューポイントも紹介しましょう。

◆釧路湿原展望台

この展望台は立派なビジター施設が併設されており、レストランや売店、展示室などもあります。細岡展望台は釧路湿原の東側ですが、こちらは西側にあるので、かなり眺めが違います。川が近くにないので、風景が少し物足りない感じもしますが、1Kmに渡る遊歩道があり、遊歩道の途中にもサテライト展望台という別の展望台があるので、色々と楽しめる場所です。

◆北斗展望地

釧路湿原展望台の少し北、道道53号線の道路脇のパーキングエリアにある展望所です。行きやすいですし、高さもそれなりにあるのですが、湿原との間に結構な幅の森があり、遠くに湿原が見える感じです。



◆温根内ビジターセンター

高いところからのビューポイントではありませんが、温根内ビジターセンターには、湿原の中を通る木道の散策コースがあり、そこを歩くだけで湿原を満喫できます。もっとも長いコースは約3kmです。夏はタイミングが良ければホタルが見れます。結構オススメのスポットです。

◆コッタロ湿原展望台

厳密に言うと、釧路湿原ではなく、その北側のコッタロ湿原を眺める展望台です。釧路湿原よりは少し小さいですが、十分に良い風景が見られます。展望台の最高点に行くためにはかなりの階段を登ることになりますが、それだけの価値がありますので、頑張ってみてください。

 
以上です。

日本全国を見渡しても、なかなか見られない風景なので、道東にお越しの際は是非立ち寄ってください!